ディープラーニング&人工知能を…

前略 行雲より。

今日は祭日のため、近所のメイン通りでマラソン大会らしきものをやっていて、
通常5~6分で行ける場所が、3倍ほど時間がかかるDayになっている。
白バイ先導で走っている大会なので、そこそこ大きな試合なのだろう。
仕方がないっすなあ。

さて、昨今はいろいろな展示会やらに出掛けることが多い。
芸術だったり、手仕事だったり、その時々によって違うのだが、
陶芸以外の何かに触れることで、自分の中で化学変化がおきないかを期待している。

いろんなジャンルに触れることで、それが作品に生きてくる。
賛否両論あるかも知れないが、私はそう信じている。

ピカソも闘牛、演劇、詩と、いろんなものに手を染めたではないか。
おいおい、卓越した芸術家と一緒にするなーってな感じだが、
彼も彼なりに何かの化学変化を期待してそうしたのだろうと思っている。

そういえば、最近よく耳にする「チームラボ」。
この集団もデジタルと芸術の融合で、立派な作品を各地で展開している。

デジタルだけ、あるいは芸術だけやってても生まれなかっただろう。
複数のジャンルが噛み合うことで、今までにないアートを創り上げている。
見習いたいものだ。

そんな流れで当方としては、最近、ディープラーニングにすっかりハマってしまった。
ディープラーニング(深層学習)は、人工知能の一分野で、昨今ではこの技術を搭載したPCで、
囲碁のトッププロが敗れたのも記憶に新しいところだ。

なぜ負けたのだろう。
調べていくうちにディープラーニングの魅力にどっぷりと浸かってしまった。

そんなこんなで、今回はこのディープラーニング&人工知能の話をしてみよう。

ディープラーニング。
深層学習とも言われているが、この技術も画像認識やら音声認識やら、いろんな所で使われ始めている。

今、当方が学んでいるのは画像認識の分野なのだが、
ある画像、例えばクルマの画像を数万枚用意したとする。

で、ディープラーニングを備えたシステムに、この画像を読み込ませて学習させる。

学習が終わった後に、クルマやら飛行機やらの画像を読み込ませて、
どの画像が正解を当てていく。

こういった流れだ。

これがなにか?ってな声が聞こえてきそうなのだが、
今までのシステムとの最大の違いは、
学習させる時に、その物体の特徴をコードに記入していないってところだ。

これまでのシステム製作の考え方だと、クルマを判別する時には、
プログラマーがクルマの特徴を事細かく指定して書き込まなければならなかった。

タイヤが4つあるよ。
ボディは箱っぽい金属で覆われているよ。
ライトがあるよ。などなど。

ところが、ディープラーニングはこんな細かい事を書かなくても、
画像を読み込ませるだけで、勝手にその物の特徴を抽出してしまう。

これはすごいことなのだ。

マシンが勝手に特徴を抽出できるってことは、
ある意味で、人間の脳と同じ機能を果たしてるってこと。

機械が人間の能力の一部を手に入れたってことで、世間を賑わしているんですね。

まあ、ディープラーニングを勉強していくとわかるんですが、
まだまだ人間の能力全体の足元にも及びません。

しかし、これをきっかけにして、指数関数的にこの技術が力を付けてくるかも知れない。

パソコンが普及してインターネットが急激に浸透したように、
ほんの数年後には人間の知性を超えるマシンが登場するかも知れない。
(今でも、単純計算なんかは人間を超えていますが…)

すると人工知能によって「無くなる仕事」が増えるってのも、
よく耳にする話だ。

例えば、データ入力、銀行の融資担当、金融機関の窓口、
レジ係、タクシー運転手なんかは、かなりの高確率で無くなると予想されている。

一方、弁護士や医師なんかもうかうかしていられない。
これらの職業は先ほどとは逆に「無くならない職業」の部類に入っているが、
それでも確率0ではない。

事例や判例を入力すれば、推定有罪、無罪、予想刑期が出る。
患者さんの問診、検査結果のデータを入力すれば、病名から診断法まで出る。
こういったデータから結論を導くのは、人工知能の得意分野なので、
人間よりも正確に早く答えを出せるだろう。
手続き法上、これらの職業は無くならないまでも、
マシンを使いこなせるかどうかが重要になってくるだろう。

さて、仕事以外だと自動運転。
これも人工知能が関わっている。
完全自動運転が可能になったら、どうなるのか。
運転手系の仕事は荷物の上げ下ろしと、何かあったときの緊急停車のみに
なるだろう。

タクシーの運転手は目的地を入力するのみ。
あとは急停車用に運転席に座って状況判断。
眠くなりますなあ。

経営の観点から考えると、人件費のコストカットのために、
運転席に人の要らない自動運転技術を求めてくるだろう。
すると完全自動運転が実現して、運転手要らずになってしまう。

小説、造型、絵画、音楽。
こういった芸術の分野にも人工知能は入ってくるだろう。

すでに人工知能が書いた小説もあるし、音楽もある。
造型も3Dプリンターと連動させれば製作可能だ。
まあ、それが人々の心を打つ作品になるかどうかは別問題だが。

このように人工知能、特にディープラーニングは、さまざまな可能性を帯びている。
人工知能には幾たびのブームがあり、沈静化していった過去もある。
しかし、この「ディープラーニング」っていう新しい技術は、
そうは簡単には終わらないとみている。

こいつを理解し、使いこなし、芸術やらビジネスの現場と融合できたら…。
と、楽しい想像をしながら、日々、土とマシンをいじっている。

あなたの傍らに人工知能。
そんな日はそう遠くないかも知れない。

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