2022/11/28 18:33
2007年2月23日 (金)
壊れかけのラジオ。
写真は工房にある壊れかけのラジオです。
徳永氏の名曲を真似した訳ではなく、
FM放送が入らない正真正銘の「壊れかけのラジオ」なんです。
このラジオは工房で作陶中にいつも音楽や話題を提供してくれます。
FMが入らないので、主にAMの文化放送かTBSラジオを聴いています。
なぜかニッポン放送も少々入りづらいです。
特に集中して聞いている訳でもないのですが、
若い時にアルバイトで大工をやっていたので、
「職人仕事はラジオと共に」という習慣が染み込んでいます。
職人系の仕事はどちらかというと黙々とやる事が多いので、
人の話声がさびしさを紛らわせてくれるのでしょう。
だからと言って、おしゃべりしながらの作陶はこれまた無理なんです。
特にロクロの作業中は完全集中モードに入っているので、口を動かすのは無理です。
音声も耳に入りません。
作業の合い間合い間に聞こえてくる程度です。
でも何となく音が欲しい。
そんな気持ちを満たしてくれる大事なラジオが
今日も工房で音を奏でてくれます。
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2007年2月16日 (金)
徳利・茶入れの数々。
先日(本年1回目)の窯焚きで焼き上がった徳利と茶入れの品々です。
上から見ると壮観ですね。
色合いが私の好みなので、このままずっと鑑賞したいくらいです。
やきものと徳利は切っても切れない関係にあるのですが、
焼きで失敗した徳利や、焼き上がりの気に入らないものは、
一輪の花を差したり、醤油差しに使ったりとなかなか重宝しています。
以外と徳利の醤油差しもオツなんです。
焼き締めだと醤油が染み込みそうですが、それもまた味です。
フタは自分で木の栓を削って使います。
また、飲み残した焼酎をしばらく徳利に入れて置いておくと、
これがまた格別の味わいに変化するんです。
多分、徳利の中で酒が熟成するのでしょう。
ガラスビンから注ぐよりも気分的に一段とうまくなった気がします。
そんな話をしていたら、またうまい酒が飲みたくなってきました。
いかんいかん、仕事しなくっちゃ・・・。
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2007年2月9日 (金)
鳥の巣発見。
窯場のすぐそばにある木の枝に鳥の巣を発見しました。
写真は巣を下から撮影したものです。
なんとも自然な姿がほのぼのとしています。
ちなみに、ツバメの巣はなぜ車庫や玄関などの
人の出入りの多い所に作るのでしょうか。
以前にテレビでやっていたのですが、
ツバメにとって一番の大敵はカラスなんだそうです。
このカラスからヒナを守るためには人間が出入りする所の
近くに作るのが一番なんだそうです。
つまり、人間に守ってもらう形ですね。
動物はなかなか知恵があります。
この巣の鳥の種類はわかりませんが、
やっぱり同じ理由なんでしょうか。
どうやら鳥のヒナの警備隊員に任命されたようです。
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2007年2月2日 (金)
冬ソナが終わりそうです。
韓国ドラマの冬ソナがテレビで再放送されていたので、
何気なく見てみたら、すっかりハマッてしまいました。
テレビでやっていたので、ちょっと前に流行ったヨン様はどんなもんかと
観察程度に見たら、これが面白いんです。
6話くらいから見たので、最初は登場人物の名前もわからず、
韓国名で呼び合うので、誰の話をしているのかさっぱりでした。
でも、この名前がわかりづらいのが功を奏したのか、
集中してみる羽目になったのです。
これは面白そうなドラマだと思い、またもや何気なくヤフー動画で検索を掛けたら、
なんと冬ソナの動画で、第1話が無料で見られるではありませんか。
早速、この第1話を見たら、6話の意味がわかってきたのです。
「奥が深い。」
率直な感想です。
一見、ただの純愛と思いきや、親の代からつながっている複雑な人間関係。
誰が誰の子供なのか、見ている視聴者を飽きさせません。
また、初恋の人を10年間想い続けるユジン(チェ・ジウ)。
そのユジンをひたすら想うサンヒョクの人の良さ。
随所で流れるすばらしい音楽。
まだ見ていない人は一度ヤフー動画で第1話を見てください。
ちなみにこの日記を書いている2月2日現在、ヤフー動画で13話と14話も無料です。
14話がまた、いいんです。
昔の記憶を取り戻せないジュンサン(ペ・ヨンジュン)がアメリカへ旅立つ日に、
ユジン(チェ・ジウ)にある「思い出」を渡すんです。
この「思い出」でユジンはミンヒョンがジュンサンである事に気がつくんですね。
飛行場まで向かうユジン。
果たして間に合うのか・・・。
感動の嵐です。
あとは何も言いません。ぜひ一度見て下さい。
※ちなみに来週の月曜日がテレビ版の最終回です。
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2007年1月25日 (木)
本年1回目の窯出し展
本年1回目の新作窯出し展をトップページにアップしました。
写真は粉引の取り皿です。
粉引とは赤土を白く見せるために、器全体に白の化粧土を掛けたものです。
生掛けと言って、素焼き前の土がまだやわらかい状態で掛けるので、
掛けるタイミングを間違えると器体はこっぱみじんに、くずれてしまうんです。
白化粧、粉引の作品は作り方は難しいのですが、
完成した品は磁器やワラ灰釉の白と違って、
温かみのあるやさしい風合いに仕上がります。
ちなみに白色をやきもので出すには、
ワラ灰釉、長石釉、磁器、チタン釉などいろいろありますが、
個人的には白化粧で覆うのが一番好きです。
磁器は冷たい感じが否めないし、
ワラ灰釉、長石釉の白はあくまでも釉薬の白なので、
土の持つ白さとはやや雰囲気が違います。
とは言っても、ウチではワラ灰も長石釉も出しているので、
白色が個人的に好きなのかも知れません。
いろいろな白さを出せるのも、やきものの面白さなのでしょう。
さて、今回の窯出しは粉引以外にも茶碗や茶入、花入れなども
取り揃えましたので、ぜひご覧になってください。
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2007年1月20日 (土)
窯焚いてます。
ただ今、本年1回目の窯焚きの真最中なんです。
写真は今現在の窯の温度で799度。
950度過ぎから還元をかけるので、今のところは
一段落といったところです。
今回は白化粧の作品を中心に食器類を多めに焼いています。
特に平皿は窯内の場所を取るので、窯詰めに少々頭を使うんです。
なるべく多くの作品を焼くために、隙間に何を入れていくか
計算しながら入れないといけません。
とは言っても、少なめに施釉しておいて、窯詰めの具合を見ながら
釉薬を掛けていくので、大丈夫なんですが。
ちなみに温度計の右上に小さく見えるのが、セミの抜殻です。
去年からずっとこの場所にあるので、今年の夏もこの抜殻のそばで
新しいセミが殻を脱ぐのか、今から楽しみにしています。
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2007年1月13日 (土)
黄瀬戸の釉掛け
写真は黄瀬戸ご飯茶碗の釉掛けが終わったところです。
長石と灰をベースにした黄瀬戸釉を掛け、
上からタンパンという緑に発色するものをうってあります。
土は瀬戸の原土を使いました。荒目の土でロクロは挽きずらいのですが、
味のある土なので黄瀬戸にはぴったりなんです。
ご飯茶碗も小さめのサイズに仕上げました。持ちやすいし、
年配の方にもご好評です。
あとは焼き次第ですね。
さて、今回はどのように焼き上がるか、お楽しみです。
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2007年1月 6日 (土)
大徳利。
新年と言えばお酒ですね!?
お酒と言えば徳利ということで。
今回は大徳利のロクロ挽きした後の写真を載せます。
左はロクロでそのまま口まで一気に引き上げたもの。
右は肩までロクロで上げて、口の部分は後から手びねりで作ったものです。
後者の方が口部が頑丈に作られるので、強度があります。
また、肩まで引き上げれば良いので、大きさもある程度キープできるんです。
ただ、作ってから少々乾かす時間が必要なので、一気に全部挽いた方が時間的には楽ですね。
同じように見える徳利でもいろいろ作り方があるんです。
今年もばんばん、酒器、食器を作っていきますよ。
乞うご期待!!