2022/11/29 16:30

2009年9月26日(土)

大皿作りもいいよ。

 

 

前略 行雲より。

最近の熊谷は天気がいい。

日中の太陽の下では暑いくらいだが、湿度が少なくカラッとしているので楽だ。

 

とは言っても雨が全く降らないですね。

我が菜園も水不足になりつつあり、夕方の水やり作業に精を出す毎日である。

 

ちょっと前に種を蒔いた大根、水菜、インゲンの芽が

土の中からぽっこりと顔を出してきた。

芽がでた瞬間の嬉しさと言うのは、何度やっても気持ちのいいものだ。

 

苗を買って植えればいいという意見もあるが、やはり種から育ててみたい。

 

やきものやるなら土から。

野菜作りは種から。

 

素材にこだわり吟味してこそ、手作りの醍醐味があると思うております!!

 

 

 

さて、今回の写真はこれだ。

土をひたすら叩いて作った宴会用大皿である。

 

作り方は簡単。

土の固まりを板の上に乗せて、手の平でひたすら叩きつぶしていく。

ここでは、あまり薄く作らずにやや厚みを持たせて叩く。

厚い皿は持ち運びに不便だが、そんなことはお構いなしでいい。

こんなでかい皿を薄く作れば、端を持って持ち上げた途端に割れる可能性もある。

割れを防ぐ意味でも、また造形に力強さを出すためにも、分厚く作ってみよう。

 

ある程度の大きさになったら手跡を消すため、

木べらで表面の土をこすりとっていけばいい。

 

この時に木ベラに付いた土を拭わずに、そのままこすり付ける。

すると削ったラインに微妙な変化が出て、焼き上がり後の景色になる。

 

仕上げに周囲を持ち上げて、土の枕をかませば出来上がりだ。

一気に仕上げれば数十分でできるので、ある程度の量産もできそうである。

 

しいて難点をあげれば、土を叩きつけるのに結構な力が要るので、

女性には少々しんどい作業かも知れない。

これよりもう少し小さい皿なら、そんなに力も要らないので、

陶芸をやられる方は試してみてはいかがだろうか。

 

普段、こんなでかい皿を使う機会はほとんど無いが、

正月やお盆など、人が大勢集まる時には重宝する。

 

大皿をテーブルの真中にデンと置き、取り皿をそれぞれの手元に置けば、

皿の枚数も少なくて済むので、食事後の後片付けにも楽だろう。

 

普段使いの皿はスーパーなどでも安く売っているが、

このような大皿というのは滅多にお目にかかるものではない。

専門店などで見かけることもあるが、結構な値段になるので、自分で作った方がお得だ。

 

ロクロも使わないので、初心者の方でもパワーがあれば作ることができる。

人が見てあっと驚くような作品を作るのも、趣味で陶芸をやられる方の楽しみ方だ。

参考にしてほしい。

 

 

大皿と言えばロクロで作る方法もある。

ロクロの場合はきれいな円が出せるので、絵付け皿に最適だ。

 

ロクロの1本挽きで大皿を作るには、高台部分をある程度大きく土ころしをする。

ここが小さいと皿を挽いていくうちにヘタってしまう。

高台さえ大きく作れれば、半分は成功したようなものである。

 

ただ、この高台を大きくするというのが意外とパワーが要る。

腕っぷしに自信のある方は何てことないが、非力な人や女性には、

これまた結構しんどい作業かも知れない。

腕力に自信のある方は是非チャレンジしてみよう。

 

じゃあ女性にはロクロで作れないのかと言うと、そんなことはない。

非力な人には「紐作り」と言う方法があるではないか。

 

盤面に板で叩いた平らな土を据えたら、周りに粘土の紐をくっつけていく。

太めの紐を2,3段積み上げたら、ロクロを廻してデコボコを整えていく。

少し乾かしてから、一気に横に広げれば完成だ。

1本挽きに比べるとやや造形に手跡が残るが、そこがいいんです。

 

お好みでヘラで抽象画を描き、絵に目線を運ばせてもいい。

ある程度腕が上がってきたら、どんどんチャレンジしてみよう。

まさに「作品」と呼べるものができるかも知れない。

 

 

ぽろろん。

 

 

 

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2009年9月11日(金)

グラスはどちらで・・・。

 

前略 行雲より。

 

今日の熊谷は絶好のお天気日和。

まさに天高く馬肥ゆる秋。

運動会、旅行、ドライブなど、アウトドアに最適な季節になってきた。

 

ウチでのアウトドアと言えば「菜園作り」。

秋植えのじゃがいも、大根、にんじん。

土を耕し、種を蒔き、今年中の収穫に備える毎日だ。

年末のおでんは自家製のじゃがと大根でワンダホーな日々を送りたい。

 

さて、今回の写真はこれだ。
 

ウチのある企画でのプレゼント商品のビールグラスである。

斜め上から撮影したので野暮ったい雰囲気だが、

例によってお得意の「細長ぐにゃぐにゃロクロひきモデル」に仕上げてみた。

 

先日テレビを見ていたところ、とあるビール会社のCMで

「ビールはグラスで飲んでください。」としきりに連呼していた。

 

「むむっ。」これは陶屋に対する挑戦かっ~と。

なら飲み比べてみようじゃないかと。

 

そこで、登場したのがこの陶製ビールグラス。

本来グラスと言うのはガラス製を指すのだろうが、

今回は陶製もグラスと表現させてもらう。

 

ここの写真には写っていないが、ガラス製グラスを別に用意して、

「第一回 ビールグラス飲み比べコンテスト(仮称)」が、我が家で開催された。

 

用意するものは陶製のグラスとガラス製のグラスをそれぞれ1点づつ。

グラスの大きさはそれぞれ同じくらいのものにする。

ビールは缶入500ミリ「のどごし生」。

参加者は私一人。

 

たった一人の参加とは、公平感に欠ける気がするが、まあいいだろう。

主観を含めて、この時点で陶製がやや有利だ。

 

さて、実験開始。

 

風呂上りの喉カラカラの状況を作り、

ジュポッと開けた缶ビールをそれぞれのグラスに注ぐ。

 

ここで、軽くハンデをあげよう。

 

まず、ガラス製のビールグラスで飲む。

「むむっ。うまい! うますぎる!」

 

なんのこれしき。

お次は陶製のビールグラスだ。

 

「グビ、グビ。」一気にノドに流し込む。

うまいことはうまいがガラス製の方がうまいかも・・・。

 

 

「いや、いや、そんなことはありえない。」と首を横に振り、

「そうか、最初にガラス製で飲んだからだ。そうに違いない。」

と自分を納得させる。

 

こりゃ、もう一回勝負でしょうと。

先に飲む方が断然有利だかんねと。

 

再度、実験開始。

 

再び風呂に入り、20分後・・・。

 

缶ビールの「のどごし生」を再度シュポッ。

2つのグラスにそれぞれ注ぐ。

 

今度はハンデをやらないぞ~とばかりに、

即座に陶製のグラスで飲む。

 

「ん~ん。うまいっ!うますぎる!」

 

やや間を置き、ガラス製のビールグラスで飲んでみる。

「こりゃまたうまい!うますぎる!」

 

・・・。

 

 

 

ビールはガラス製ですね。

視覚効果は大きいです。

 

そう。

ビールの泡立ち具合。

グラスの水滴。

黄金に輝くビール色。

 

こういった目から入る情報が陶製のグラスにはないんですね。

 

よく備前のグラスで飲むとビールがうまいと言う人もいるんですが、

やきもの好きなら陶製のグラスが有利です。

 

でもやきものにあまり興味の無い人だったら・・・、

ガラス製の方が間違いなくうまそうに見える。

 

特に、ビールは冷やして飲むものなので、グラスに付く水滴や泡立ち具合は、

目で見えた方がいい結果を生みそうです。

 

 

そうか、陶製は完敗なのか。

 

いやいや、そんなことはありません。

日本酒、焼酎なら間違いなく陶製に軍配が上がるでしょう。

日本酒のまろやかさ、焼酎の甘さ、熟成具合なんかは陶製カップの方が断然うまい。

また、陶製品は高級感があるので、いい酒をのんでいるな~という実感も味わえる。

世に言うところの「ぐい呑み」なんかは、

圧倒的に陶製品で占めているのを見ればおわかりだろう。

 

ただ、ビールやワインなど目で見て楽しめる酒類は、ガラス製の方が有利とみた。

 

ん~ん、そうですか。そんな結果が出ましたか・・・。

 

でもウチではビールでも陶製グラスを使うかんね!

陶屋の意地じゃきに・・・。

こればっかりは譲れましぇん。

 

 

ぽろろん。

 

 

 

 

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2009年8月28日(金)

緑のゴロツキはいかが。

 

前略 行雲より。

夕方でも時折差す西日は暑いが、朝晩の風はちょっとひんやりとしてきた。

いよいよ夏も終盤を迎え、秋の気配が漂ってくる。

実りの秋、食欲の秋、芸術の秋と、いろいろあるが、

読者の方はどんな秋を迎えるのだろうか。

 

 

 

さて、今回の写真はこれだ。

収穫したばかりのカボチャである。

 

今回は初めての栽培ということでもあり、

いろいろな種類の野菜を植えてみたのだが、

このカボチャとサツマイモほど手のかからないものはない。

 

サツマイモは地面の中で成長しているので、

表面からは育っているのかどうかよくわからんが、

カボチャは地表に転がるように成っているので、進行具合がわかりやすい。

 

種を植えて、芽が出て、茎が伸びて花が咲き、

気が付いたらカボチャの小さいのができている。

放っておくといつの間にかでかくなり、収穫の時期を迎える。

 

何とも楽な品種なのである。

 

本によると、花が咲き始めたら朝方に手作業で受粉した方がいいとのこと。

また、実がついたら傾いた実をすわり直させる玉直しをして、

同じ個所が地面にあたらないようにした方がいいらしい。

しかし今回は何もしなくてどうなるか知りたかったので、一切手を加えず育ててみた。

 

結果はカボチャのツルを含めて約2坪のスペースで10個位の収穫量。

この収量が多いのか少ないのか全くわからんが、

受粉無し、手間掛け無しの「ぐうたら農法」としては、まずまずの出来ではないだろうか。

 

何でもカボチャってのは、肥料もほとんど必要ないらしい。

実際、このカボチャは全く肥料を与えていない。

なのに、この大きさである。

小さいものもあるが、ほっとけばもっと大きくなっただろう。

 

また、カボチャっていうのは畑に植える必要はないらしい。

土があれば何処でも大丈夫とのこと。

やったことはないが、自宅脇にちょっとしたスペースがあれば栽培可能なのではないか。

プランター栽培でもいけるかも知れない。

自家菜園に興味のある人は、ぜひチャレンジして欲しい。

 

育て方はかんたん。種を植えて芽が出るまで水をやるだけ。

後は放っておく。

勝手にツルが伸びて、3ヶ月後にはカボチャの完成だ。

 

しいて難点をあげれば、ツルがすんごい伸びます。

もう邪魔!ってくらい伸びるので、そんなのは気にしない方にお勧め。

ただこのツルは横に伸ばさず、支柱などを使って立体的に伸ばしてもいいらしいので、

ゴーヤのように上へ上へ育てるって方法もある。

カボチャで彩る緑のカーテンなんかも風流でいいではないか。

 

 

さて、収穫したこのカボチャ。

いざキッチンへ持っていったが疑問がひとつ湧いてきた。

 

カボチャってどうやって食べるん?

生じゃ食えないですよね。

 

取り合えずうっすらと砂糖を入れて、水少々で茹でてみよう。

 

こりゃ皮付きでいいのだろうか!?

種はどうするん。

 

わかりましぇ~ん。

 

 

ぱんぷきぃん。(ぽろろん)

 

 

 

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2009年8月15日(土)

黄色のお味は・・・。

 

前略 行雲より。

ここ最近の熊谷は暑い。曇り空はどこ吹く風で、すっかり夏らしい天気になった。

救いなのは昨日から湿度が少なくカラッとしているので、蒸し暑い感がないところだ。

温度が上がっても、蒸してなければ何とかなるものだと。

これくらいの暑さで夏が終ってくれればいいのだが、さてどうなることやら。

 

 

 

今回の写真はこれだ。

庭に作った即席畑に生ったトウモロコシである。

以前にここで書いた、先端の雄穂から花粉を飛ばし、

下の雌穂のヒゲに受粉させた例のモロコシだ。

 

写真のようにヒゲがすっかり茶色く変化している。

受粉バッチリの証なんでしょう。

実もすっかりふくらみ始め、

もうそろそろ食べていいよと言わんばかりのはちきれ感である。

 

よしよし、それなら食べてみましょうと、早速収穫してみた。

 

収穫後に皮をむいた写真がこれ。

先端の実のつき方が今一である。

 

それじゃあ、皮を全部むいてみましょう。

それがこれ。

ん~ん。やはり先端がなあ~。

肥料が足りないのか、水不足なのか、はたまた日照不足なのかよくわからんが、

まあ、最初の収穫としては及第点てことにしときましょう。

 

なんでも、トウモロコシは収穫後1時間以内に茹でないと甘みが半減するという。

初収穫のモロコシがどれだけ甘いのか知りたかったので、

皮むき後、軽く塩もみして早速茹でてみた。

 

塩水で茹でるのか、このままでいいのか、それすらわからんが、

とりあえず適当に塩を入れて茹でてみましょう。

 

何分茹でればいいのだろうか。何となく旨そうと感じるまでやってみよう。

 

待つこと約10分。

 

できあがりがこれだ。

何とも旨そうである。

先端を切って茹でたので、これだけ見ると立派な出来栄えではないか。

 

問題は味だ。

早速食べてみよう。

 

まず、一口をほうばる。

 

ん~ん。塩が効いてないのか、今ひとつパンチが無い。

 

軽く上から塩をパラパラと振ってみる。

んっ。まあまあいけるかなと。

 

やはり、市販のものと比べると味は今ひとつだが、

自作のモロコシを収穫して、その場で茹でて食べるというこの原始的な生活がいい。

 

食べ物をスーパーで買うのではなく、

その辺に生っているものを取って食べるという。

「霊長類ヒト科」本来の姿を感じてしまった。

 

今回は1本の苗に一個しか実が付かなかったが、せめて2,3本は付いて欲しい。

どうすれば量が増えるのか、次回のテーマになりそうだ。

来春は種から育てて10本単位で植えて、

1本の苗に2本以上の実を付けるのを目標にしよう。

 

最近はバイオマス燃料うんぬんの話も出てるし。

トウモロコシの需要は右肩上がりのような気がするのだが、どうだろうか・・・。

 

 

さて、トウモロコシといえば黄色である。

陶芸でこの色合いをきっちり出すにはどうすればいいだろう。

 

あまり渋みのある色合いではない。

これだけきっちりした黄色は顔料を使わないと難しいかも知れない。

焼成は酸化でキリッと感を出そう。

器全部が黄色だと味気ないので、絵付けを軽く入れてみる。

造形は素直な形の方がいいかも知れない。

 

個人的にはトウモロコシ本体の黄色より、

まだ皮をかぶっている薄いグリーンの方が好きだ。

この色なら織部の銅を少なめに配合して、薄めに施釉すればいい。

夏らしいきれいな黄緑色がでる。

ただ、釉薬があまりに薄すぎると色が出ないことがあるので注意が必要だ。

 

ん~ん。モロコシ一つとっても、いろいろ遊べますな~。

 

 

ぽろろん。

 

 

 

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2009年8月5日(水)

誕生! 赤い宝石。

 

前略 行雲より。

 

近畿地方はやっと梅雨が明けたようである。

まだ梅雨明けしてない所があったとは・・・。

 

ところで、関東って梅雨明けしてますよね。

まだまだ梅雨の合間のような天気なのだが。

 

気象庁の方たちも、ちょっと間違えちゃったかな~

なんて思ってる人たちも少なからずいるでしょう。

いいんです。「人間だもの」!?

 

 

さて、今回の写真はこれだ。

即席畑に誕生した赤い宝石 トマトである。

トマトの栽培は比較的難しいと聞いていたので、

初心者はプチトマトから始めた方がいいとのこと。

プチトマトも何本か植えたのだが、

実験を兼ねて「桃太郎」という品種のトマトも植えてみた。

 

結果が上記の写真。

見事なまでに真っ赤に色づいての大成功である。

 

野菜栽培は春先の苗を植える時期は結構楽しいのだが、

途中の草刈時期や追肥の時期になると、

暑さのせいもあり、ちょっと面倒だなと感じる時がある。

農業一本でやるのならなんてことないが、

仕事の合間をみてやると、ちょっとしんどいと感じる時期があるのだ。

 

ところがそんな気持ちを一気に払拭してくれるのが、この収穫の時期だ。

毎日のようにできる、きゅうり、ナス、プチトマト。

はっきり言って食べきれないほどできる。

 

この収穫の楽しみを知ったら、草刈りにも気合が入るし、

もうちょっと栽培面積を増やしちゃおうかな~なんて思ったりする。

報奨があればやる気が出るなんて・・・。

人間なんて単純なものだ。

 

 

さて、トマトに話を戻そう。

即席畑の畝にはとうもろこし、枝豆、ナス、桃太郎トマト、きゅうりの5品種を植えたのだが、

狭い所にたくさんの種類を植えたので、

間隔が取れずにぎゅうぎゅう詰めになってしまった。

 

結果として、ナスときゅうりにいたっては散々。

隣のとうもろこしとトマトにすっかり養分を取られてしまい、

全く実が付かない状態になった。いわゆる3勝2敗といった感じ。

 

ここでの教訓。

苗を植える際は場所をケチらず、たっぶりと間隔を取りましょう。

特に、トマト、ナス、きゅうりなどはかなり横に広がるので、

間隔がないと通気性も悪くなるし、いいことはない。

次回からはトマトに関しては1メートルの間隔で植えてもいいと思っている。

それくらい、植える間隔というのは大事なことなんだと学んだ。

 

人間と違い、野菜は自分で移動することができない。

必然的に養分を吸収するには根の届く範囲までに限られる。

その範囲にたくさんの競争相手がいると、必ずどちらかが負けてしまう。

植えた苗を全部成功させたければ、スペースはたっぶり取りましょうと。

 

さて、この赤い宝石。

写真で見る限りきれいに見えるが、実際に手にとって見ると、

やはり市販のものよりは見栄えが悪い。

 

自分で食べる分には一向に構わないが、売り物にはならないレベルだ。

やはり、プロ農家はすごい。

 

自分で野菜を作るようになると、

スーパーで並んでいる野菜の技術力の高さに思い知らされる。

 

何で、こんなに大きいん。

何で、こんなに赤いん。

どうやったら、こんなに甘くなるん。

 

と、思わず熊谷弁全開で問いたくなる心境だ。

 

ここらへんは陶芸にも言えることだろう。

 

初心者の方が自分で作品を作る。

作ってみて、初めて市販の陶磁器のレベルの高さに思い知らされる。

 

食器の軽さ、手取りの良さ、釉の発色、絵付けの上手さ。

どれをとっても、比較にはならないだろう。

 

だから、少しでもそれに近づける。

ロクロの技術を磨く。

削りの腕を上げる。

釉掛けの経験を積む。

 

陶芸ってのは、「経験の芸術」なんです。

1年やった人より2年、2年やった人より3年、5年より10年。

焼いた回数、経験の多い人の方がやっぱり上手い。

 

とにかく作品を焼きまくって、一歩づつプロの領域に近づき、

最後は追い抜いてやればいい。

 

その時に初めて気づくんです。

 

長い道のりだった。でも、俺(私)にも根性があったじゃないかと。

過ぎてみれば、何てことはないぜよと。

 

 

ウチの野菜作りも、まだまだ「白帯」。

でもね、絶対に「野菜の黒帯」取ります!!

 

 

ぽろろん。