2022/11/29 17:42

■ 2013年  陶芸エッセイ 「前略 行雲より」 ■

 

2013年12月7日(土)

『ロクロ。』

 

前略 行雲より。

本日の熊谷は晴天。

12月とはいえ比較的暖かい日中で過ごしやすい。

あまりの天気の良さにバイクにでも乗ろうかと考えたが、

腰に負担がかかりそうなので止めた。

バイクといっても通勤用のカブなのだが、

何日かに一回はエンジンをかけないと、イザという時にかからなくなる。

バイクを散歩させる、みたいなもんですかねえ。

幸いセル始動ではなくキック始動なので、

バッテリーは何とかなりそうなのだが…。

今日のところは止めときましょう。

 

………

 

久々にロクロを廻したくなった。昼飯の時間を削って、

ロクロ場に座り土ころしを始める。

ロクロを廻すのは1か月ぶりくらいだろうか。

陶屋とはいえ、毎日ロクロを廻せるわけではない。

日々の作業の進行具合によっては、土に触れない日も多々あるのが実情だ。

 

ん~ん、やっぱり久々のロクロは気持ちがいい。

土が日頃のストレスを吸収していくのがわかる。

やはり人間たる者、土いじりってのは必要なんだなと合点する。

 

さて、久々のロクロ仕事なので、うまくひけるだろうか。

最初の何点かは失敗するだろうなと、いろいろ思いを巡らせながら、

何をひこうか考える。

 

まずは手慣らしに湯のみを一つひいてみる。

指先の感覚を確かめながら…。一丁上がり。

 

続いて、徳利を一つ。口作りまで一気に出来るか。

これまた一丁上がり。

 

流れで瓢徳利を一つ。

薄く作ると首の部分がまずいぞと思いながらひくが、

案の定、首がヘタって爪の影響で破れてしまう。

ここまでは予想通り。

もう一回挑戦。

次は少し厚みを保ったまま、首の部分を通過。

口作りまで一気にひき上げる。一丁上がり。

 

よしよし、まだまだ指先は動くと、ホッと一安心する。

 

ロクロはそんなに細かい作業ではないが、

手先を使う商売の人は、年齢との戦いもある。

飯腕、湯のみなどのざっくりした形ならなんてことないが、

複雑な形の品は何歳までひけるのだろうか、なんてことを時々思うものだ。

陶芸より細かい作業をするお仕事の方々。心中察します。

 

さて、ロクロの最後は風船で締めよう。

土に深く穴を開けて、一気に徳利をひき、その流れで口をふさぐ。

 

しずく形の風船が出来あがる。そのまま上から押さえて球状に。

 

完成した風船に上から指先でプスッと穴を開ける。

一輪挿しの完成だ。

 

ロクロ作業の終わった完成作品をボーっと見ながら、休憩する。

植木屋さんが植木を切った後に、

一服付けながら庭を眺めているようなもんだろうか。

「やっぱ、ロクロって最高」

永ちゃん風に口をとんがらせながらフッと思いを走らせる。

 

作品棚に一風変わった花器がまた一つ増えた。

 

 

 

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2013年10月26日(土)

『確率を使う』

 

前略 行雲より。 

本日の熊谷、午前中は台風の影響で昨夜からの雨が続いている。

風はそんなに強くない。雨と風の両方が活発だとしんどいが、

予報通り台風の進路が本州を避けてくれたので助かっている。

 

さてこの流れで今回のテーマに突入しよう。

「確率を使う」

 

この台風の進路を予想する技術ってのはたいしたもんだと思う。

江戸時代ならこんな技術はない訳で、いきなり雨風が強くなり、

瓦の無い当時では屋根ごと家が吹き飛ばされたりもしただろう。

 

日本で台風の影響を受けやすいのは南地域とその周辺の島々。

特に、九州や四国の沿岸地域は甚大な被害を受けたに違いない。

 

歴史をさかのぼれば、鎌倉時代の元寇で

日本はモンゴル帝国から2度の襲撃を受けているが、

2回とも神風が吹いて難を逃れている(違う説もあるが)。

この神風は今でいうところの台風だろう。

当時、台風を予想する技術があれば、

当然、台風の時期を避けて侵略してくるだろうから、

歴史はどう変わっていたかわからない。

気象を制する者は世界を制する。そんな格言ができていたかも知れないのだ。

 

さて、テレビでよく見る天気図。この天気図に台風の進路予想が書き込まれている。

以前はこの天気図の見方がわからず、

進行先枠円の中の地域に台風の暴風が及ぶものと解釈していた。

 

進行先が遠くに行けば行くほど円の大きさが広がるので、

いささかおかしいとは思っていたのだが、間違った解釈だった。

 

枠円の意味は、そこに台風が進行する確率が70パーセントってことらしい。

そう思って見ると天気図も結構面白い。

枠円に入る確率が70パーセントってことは、

枠円からはずれる確率も30パーセントあるってことだ。

 

30パーっていったら、結構な確率だ。3分の1。

くじなんかだと3回に1回は当たる確率である。

 

確率・統計学の有名な考えに「大数の法則」というのがある。

試行回数が増えれば増えるほど、その確率に近づいていくという考え方だ。

 

例えば3分の1の確率でくじをひく。3回に1回は当たると思える。

しかし3回連続で外れるかも知れない。はたまた3連続で当たるかも知れない。

試行回数が少ないと何があってもおかしくないのがこういったクジ系だ。

 

しかし、この試行回数を数百回、数千回、数万回と重ねていくと

必ず当たる確率は当初の数値(この場合は3分の1)に近づいていく。

これが大数の法則ってやつだ。

 

今回の進路予想にあてはめると、

台風の数が多くなるほどこの試行回数は増える訳で、

進路を外れる確率も30パーセントに収束していく。

しかし進路予想が外れるのはまずい。

そこで1日ごとに予想を修正して、なるべく当たる確率を増やしていくのだろう。

 

結果を見れば大方進路予想は当たっているようで、気象学の勝利。すごいですね。

 

この予想はスーパーコンピューターで出すらしいのだが、

よくテレビでいう「京」の類いですかね。

PCマニアの筆者としては、ハード、ソフト共に非常に興味がある。

はっきり言ってソフトに関してはwin版で市販して欲しいくらいだ。

 

過去の台風の全進行データが入っていて、今回の台風の規模、

世界的な天気の状況などを鑑みながら、進路を予想していくのだろう。

エクセルあたりで作れないですかね。

 

でも一般の人には、

台風の全データ+世界の気候データってのが手に入らない訳で…。

無理かな。

 

かくいう筆者も、やきものを焼く時には自然と確率を考える。

絵画なんかと違って最後に「焼成」の行程が入る陶芸は、

作った作品が全部きれいに焼けるとは限らない。

必ず何割かの確率でうまく焼けない品々も出てくるものだ。

 

また、大物なんかは底が厚かったりすることも多いので、

焼く前に30パーセントの確率で割れるなとか、

この茶碗は五分五分で歪みが出るな、とかの予想をしてから焼く。

 

この予想数値は経験を積めば積むほど上がっていくもので、

焼く回数が増えるほど焼成結果が見えてくるのである。

 

まさしくここ陶芸の世界でも「大数の法則」は生きているのだ。

 

 

 

 

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2013年10月2日(水)

『あなたの3大発明とは…。』

 

 

前略 行雲より。

本日の熊谷は晴天。湿度も低くカラッとした快適な一日だ。

 

テレビでは「半沢直樹」が高視聴率を取ったようだ。

関西地区では瞬間で50%を超えたらしい。すんごい数字ですね。

ストーリーも終盤は面白く、謎解きの要素も入ってきたので、画面に釘付け。

堺VS香川の芝居もうんまいですね。

この手の論破シーンはやっぱり「滑舌バッチリ役者」さんが迫力あります。

早稲田VS東大ですから。迫真の演技見せてくれました。

 

続編に期待ですね。原作ではあれで終わりらしいので、どうするのか。

原作者が続編書くか、脚本家が新しく作るか。

個人的には次の「証券もの」見たいなー。

ぜひ次回作期待してます。

 

 

 

さて、今回のテーマに移行。。

 

当方は結構ツナ缶を食べる。

最近の缶詰めはフタを開けるのも便利になっていて、缶切りが要らない。

ワンタッチでひょいと開けることができる。

忙しい昼時とか、ちょっとおかずがさびしい時に缶詰め系は便利である。

 

しかもこのツナ缶。停電時のランプ変わりにもなる。

缶の真ん中に穴を開け、そこに綿状のヒモを入れる。

後は火を付けるだけでいいと言う。

ランプを点け終わればそのまま食することもできるので一石二鳥だ。

 

今回実験を兼ねてランプテストしてみようと思ったが、

適当なヒモがないので断念した。

実際の映像を見たい人は、youtubeで「ツナ缶、ランプ」あたりで検索すると

見れるので是非チェックしてほしい。

 

昔、電気が無い江戸時代では、

菜種油や魚油をランプとして使ったらしい。

特に菜種油は高価なので、

一般家庭では魚油をメインに使っていたとのこと。

この魚油は燃える時に魚臭いらしい。

そのため、ほとんどの家庭では、夜は早々と寝てしまったようだ。

テレビも無く明かりも無いのだから寝るしかないのだろう。

 

そう考えると現代社会ってのは、夜になっても楽しみがたくさんある。

テレビ、ビデオ、ネット、音楽、ケイタイなど。

そのほとんどが電気製品だ。電気の「発明」が時代を変えたんですかね。

 

「発明」といえば、よく言われるのが、

人類最大の発明を3つ述べよって問題。

答えは人によってさまざまだろう。

 

私は次の3つを考える。

電気、文字、数字、この3点。

 

「電気」は異論が無いだろう。(「発電」と置き換えてもいい)

かつては電気らしきものは雷、静電気位しかなかったはずで、

その電気を意図的に作り出せる技術、「発電」を持った人類はすごい。

 

で、その「電気」を作り出すのには「文字」と「数字」が絶対に必要だ。

一人の力では電気は作り出せない。

何世代にもまたがって、

知識人たちがあーでもない、こーでもないと研究した結果の産物だ。

そのために次の世代に知恵を残す「文字」が要る。

また、電気なんかの理系の知識には「数字」も付き物だ。

文字と数字。この2つがワンセットになって、電気を作り出せたのだと思う。

 

で、その電気で我々は夜も昼間のように生活ができ、

家事ははるかに楽になり、地球の裏側の人と顔を見ながらおしゃべりができる。

 

すごいですねー。

 

これが数百年後になると、また画期的な発明が出るのだろうか。

それは一体なんだろう。

 

個人的には「ロボット」とかが欲しいですね。

ただ、安価で性能の良いロボットが大量生産できるようになると、

人間の仕事のほとんどをロボットが代行するようになってしまう危惧がある。

 

一部のロボットメーカーと技術者のみが仕事に就ける世の中で、

その他の仕事は全てロボットが文句も言わずに行っているような。

戦争もロボット戦争ですかね。

まさにSFの世界ですな。

 

先日、韓国のサムスンが腕時計型のパソコンを発表した。電話もできるらしい。

あれを見て、かつての「ジャイアントロボ」の主人公の少年を思い出した人も多いだろう。

 

鉄腕アトムが現実になる日も、いずれ来るのだろうか…。

 

 

 

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2013年8月24日(土)

『どこへいったんでしょうね。あの帽子…。』

 

前略 行雲より。

 

本日の熊谷は雨降ったり止んだりの何ともいえない日だ。

朝方は蒸し暑かったが、雨が降ったおかげで若干過ごしやすい。

と言いつつ、これを書き終わる頃に

エアコンが必要なくらい暑くなってきた。

まだまだ残暑きびしい日が続く。

 

テレビでは「半沢直樹」がヒットしているようだ。

当方も初回からこの番組を見ているがなかなか面白い。

ストーリー自体は、さほどでもない気がするが(失礼)、

カメラワークがいいのだろう。

やたら顔のアップが多い。

で、アップする位だから大事なこと話すんだろうなってな訳で、

つい凝視してしまう。

 

演出家の勝ちですかね。

テレビってのは、こうやって数字取るんだよっていう気概が伝わってきますな。

 

 

さて、今回のテーマは「帽子」だ。

帽子といえば、野球帽、ハット、麦わら帽子などいろんな種類がある。

当方も仕事中は常に帽子をかぶっている。

目的は紫外線除け。

外に出たり入ったりが多いので、なるべく紫外線から目を守るのが目的だ。

この帽子をかぶるかどうかによって紫外線の量が全然違う。

正確なデータはわからないが、感覚的には半分以下に減るような気がする。

サングラスを忘れた時など、

キャップ系の帽子を目深くかぶれば、かなり目にはいい。

外出時には手放せないアイテムになってしまった。

 

帽子もオシャレ系、実用系などいろいろある。

当方は実用系重視で、とにかく軽いのが一番。

重量重視でデザインは二の次だ。

最近は素材の軽い帽子も増えてきているので助かる。

軽い帽子に慣れると、もう重い帽子をかぶる気がしない。

メガネみたいなもんですかね。

メガネも常時掛けていると軽いものを好むようになる。

オシャレ的にはセルフレームがいいのだが、

金属フレームを選ぶような、そんな感じだ。

 

さて、そんな帽子だが、

最近は暑さのせいか麦わら系の帽子を好んでかぶっている。

夏の暑い熊谷では、この時期に普通の帽子はかぶれない。

で、麦わら帽子で自転車に乗ったりするのだが、

つばが幅広のせいか、風で帽子が飛ばされることが多い。

この麦わら帽子が飛ばされると、つい思いだすのがあるテーマ曲。

 

「ママー ドゥユゥリ メンバ~♪♪」

 

かつて「人間の証明」という映画が流行った。

原作は森村誠一さんの「人間の証明」。当時大ヒットした作品だ。

 

「母さん、僕のあの帽子どうしたでしょうね。

ええ、夏、碓氷から霧積へ行く道で、渓谷へ落としたあの麦藁帽ですよ…。」

 

流行りましたね~。

 

ストーリーは全く覚えていないが、歌とセリフはなぜか覚えている。

こりゃ、早速TUTAYAですかな。

 

 

 

 

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2013年6月22日(土)

『必勝法を探せ』

 

前略 行雲より。

本日の熊谷の午前中は梅雨の合間のやや晴れ日。

スッキリ快晴とはいかないが、雨上がりの気持ちよさはある。

 

こんな日は自転車でサイクリングに限る。

近所の公園までかっとばし、ペットボトルから水を一気に飲む。

新緑の緑、アジサイの薄紫が美しい。

人間にとってうっとうしい梅雨時でも、植物にとっては恵みの時期。

水不足解消も願って、梅雨も雨も楽しみたいものだ。

 

 

さて今回のテーマはこれ。

「必勝法を探せ」だ。

 

競馬や競艇、果ては株式まで、必ず勝てる方法はあるのだろうか。

何年もの間、ひたすら予想を繰り広げている、場内の予想屋さん。

世の経済学者を筆頭に、世界の頭脳集団も参入している株式。

もし必勝法があるのなら、彼らの中から一人や二人、成功者が出てもおかしくないはずだ。

 

てことは…。

 

我々にできることは、せいぜいリスクヘッジ(リスクを回避する)しかないのか。

競馬なら単勝一番人気。株式なら完全な上昇トレンド。

なるべくリスクを減らして、勝率を上げる方法しかないのだろうか。

 

競馬といえば、先日テレビのニュースで、

イギリスのエリザベス女王の持ち馬が1着入りしていた。

なんでも女王の持ち馬が勝つのは至上初めての快挙なんだそうだ。

しかし、イギリスってすごい国ですね。女王が競走馬持ってるなんて。

やはりサラブレッド発祥の国だから、国技みたいなものなのだろうか。

 

一方の株式市場を見ると、

日経平均がすっかり下げ一辺倒の今日この頃。

アベノミクス人気は一体どこへ行ったのか。

しばらくはケン(賭場などで参加せずに見学する意味)する時期なんですかね…。

 

さて、そんな「必勝法」。

いろいろ模索していたら、ある雑誌に面白い記事を見つけた。※(1)

 

話はゲームに移行するが、

読者の方は、Not-21というゲームをご存じだろうか。

2人のプレイヤーが1~21までの数字を交互に言う。

一人が言える数字は3個まで。

最後に21を言った方が負け。

というゲームだ。

 

まず、このゲーム。先手か後手か、どちらが強いかおわかりだろうか。

 

答えは後手だそうだ。

こいつには「必勝法」があるんですね。

 

で、このゲームで勝つには。

まず後手を選ぶ。

自分は必ず4の倍数を言う。

これだけ。

 

例えば、相手が1と言ったら、自分は2、3、4と言う。

5、6と言ったら、7、8と言う。

後手は4の倍数を必ず言っていくと、

最後に自分が20を言えるので、相手が21で負けとなる。

 

面白いですね。飲み屋で使えそうなゲームなので早速使ってほしい。

 

ちなみに、ポピュラーな「ジャンケン」も勝つ確率をあげる方法があるらしい。

 

「最初はグー ジャンケンポン」で始まるジャンケンは、

相手がパーを出す確率が高いとのこと。

てことは、自分はチョキを出せば勝てる。

 

いきなり「ジャンケンポン」で始まるパターンだと、

相手はグーを出す確率が高い。

ヒトの本能なんですかね。

ジャンケンも一応「勝ち負け」だから戦闘体制に入ってグーを出してしまう。

てことは自分はパーを出せば勝てると。

 

これは必勝法ではないけれど、勝つ確率を上げる方法として使えそうだ。

 

このようにゲームひとつとっても、少しでも勝率を上げる方法はあるんですね。

 

ではゲーム流れで、日本古来の「将棋」はどうかと。

将棋は今のところ必勝法は見つかっていないらしい。

 

この「今のところ」というのがミソである。

 

なんでも将棋の局面パターンは10の220乗ではないかと言われてるらしい。

これはコンピューターが1秒間に3億パターン読んでも、

全て読むのに10の200乗年以上かかるとのこと。

(宇宙の年齢でも10の10乗年だそうだ)

てことは必勝法が発見される前に、太陽の燃料は尽きますわな。

 

但し…。

これは2013年のお話。

今後コンピューターの進化によっては、将棋必勝法が発見されるかも知れない。

んなことになったら、プロ棋士はおまんまの食い上げですな。

いや、でもその頃には人間も進化して、

新将棋とかsyougi2とか、新しいゲームを作ってプロ化するんでしょう。

 

 

そんなこんなで「必勝法」。

私はついに探し出しました。

 

ドラエモンののび太君の机の引き出し。

 

タイムマシンですから。

これがあれば未来のG1レース 全3連単がわかります。

これ以外の「必勝法」なし。

 

 

 

※(1)参考文献、引用

「週刊東洋経済」 東洋経済新報社 2013年5月18日号  P106~107参照