2022/11/29 17:54

2016年7月5日

 『こだわり』

 

前略行雲より。

本日の熊谷は梅雨の合間の薄日デイ。

これがなかなか暑くてたまらん。

湿度が高いから蒸し暑くて、汗が止まらん状況になっている。

 

先日とある田舎の観光地に行った。

メイン通りを歩いてみると、個人商店が多いので、いろんな店が集まっている。

なんでこんないい場所で、こんなものを売ってるんだろうってな店が多い。

 

観光地って、その土地独自のものを欲しがるのが消費者心理じゃないのか。

ここまで来て、都会の文房具屋で売ってるドラエモンのノートやらシャープペンやら買うのか。

 

品揃え変えるのが面倒なのかなあ。

「もったいない」の一言に尽きる。

 

 

 

さて、今回のテーマはこれだ。

『こだわり』

 

陶芸作品ってのは、人それぞれ作風がある。

土、造形、釉薬、焼き方。これらの要素が複雑に入り交じって、

なんとなく、この人の作った作品だなってのが表現に現れてくる。

 

あえて作風を変える人もいる。

ガラッと変えることで、自分自身の飽きを脱出したいのだろう。

 

一方、作風を変えないって人もいる。

徹底的に同じ系統の作品を作り、表現していく。

これはこれで年月が経つにつれ、

こだわり抜いたいいものができてくるのだろう。

 

さて、かくいう筆者はどちらだろう。

基本的には作風を変えない派だ。

 

徹底的ってほどでもないが、ほぼ変えない。

ただ、プロとしてお客さんのニーズに答えるのも仕事なので、

あえて作風以外の品を作ることもある。

 

陶芸を始めて、しばらく作品を作っていくと、自分の好みがわかってくる。

わかってきたら、しばらくそのジャンルを追求することだ。

あれこれ変えない。

 

例えば、織部で造形にこだわったものを作りたいのなら、織部で通す。

灰釉で素直な形に惚れ込んだのなら、それで作品を作り続ける。

 

いろんな作家の個展を見たり、陶器市なんかをのぞいてみても、

作風の決まった作家の作品は迷いがない。

 

お客さんは多種多様なので、万人にウケる作品なんぞありゃしない。

 

自分は白化粧が好きだったら、徹底的に白化粧で作品を埋めることだ。

市ならテントいっぱいそれで並べる。

さすれば、白化粧好きなお客さんが集まってくる。

 

何かの商品を売る場合、いろんな品を集めて、

老若男女になんでも買ってよ商法だと、

体力(資金力)のある所には勝てない。

小さい所は商品を絞り込む。

で、質の高い、こだわったいいものを提供する。

 

ただ、言うのは簡単で、なかなかこれができない。

つい誘惑に負けてしまう。

 

隣の店であれが売れてるぞ。ウチもあれを並べよう。

あっちの店であれが売れてるぞ。それっ、ウチもだ。

 

こんな感じになっちまう。

 

陶器市で作家に聞く。

「何を作ってるんですか?」

作家「灰釉、織部、唐津、志野、化粧。最近は磁器なんかもやってるよ」

 

他の作家に聞く。

「何を作ってるんですか?」

作家「もう、志野を30年作り続けています。まだまだ奥が深いですなあ」

 

どちらの作品を買うか。

言わずもがなである。

 

 

 

 

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2016年3月19日

 『囲碁が人工知能に…。』

 

前略 行雲より。

今日の熊谷は久々の晴天日。

先週の長い雨を乗り越えて、やっとお日様を見れる日がきた。

 

ところが、雨上がりの本日は花粉もすんごいです。

朝から鼻がかゆく、目はショボショボ。

花粉用の薬がないと、何もやる気がおきない今日この頃だ。

 

 

さて今回のテーマはこちら。

「囲碁が人工知能に…。」

 

昨今のニュースでみなさんもご存知かと思うが、

囲碁のプロ棋士 対 GoogleのAlphaGoという人工知能の

対戦が行われた。

 

5戦して人工知能が4勝1敗。

まさにプロを破った歴史的な対戦になった。

 

チェス、将棋と違って、囲碁は当分の間、

人工知能でもプロ棋士に勝てないだろうと言われていた。

 

ところが、予想以上の好成績。まさに人工知能(以下、AI)の圧勝となった。

 

AIか~。難しいですよね。

本屋に行ってAI関連の書籍をチラッと見てほしい。

何やら聞きなれない用語のオンパレード。本によっては、数式バンバン。

個人的な感想としては、AI関連の研究者には、かなりのIQレベルが求められる

と感じております。

 

人間の脳という複雑な機構をコンピューター上に再現しようって言うんですから、

当然と言えば当然。

 

プログラマー的な視点で言えば、

ソフトウエアってのは、人間自体をわかってないとコードは書けません。

 

ソフトを使用するユーザーが、次に何をするかを予測してコードを記入していくのが

基本ですから。

 

ちょっと前に流行った「想定外」って言葉。

裏を返せば、ソフトは「想定内」を基準に作られているんですね。

 

例えば、あるアプリを起動する。

ユーザーは、ここに数字を入れる(だろう)。

次に、このボタンを押す(だろう)。

もしかしたら、こっちのボタンを押す(かも)。

で、最後にここに結果を表示しよう。

 

こんな調子で動いているんです。

 

なので、人間の行動を予測する。これがプログラミングの面白さでもあり、

基本でもあるんですね。

ただ、通常のソフト製作ではAIレベルまでは要求されません。

よかったですねー。

 

 

さて、その複雑なAI。

こいつもまたジャンルというか、いろんな学問体系がある。

 

その中で今回活躍したAlphaGoに使用されたのが、

「深層学習」(ディープラーニング)ってやつ。

AIの「機械学習」っていう分野の延長にあるやつらしいです。

 

「深層学習」をざっくり言うと、

最初にプログラミングをしてしまえば、

あとはマシンが勝手に学習していくってやつです

(ちょっとざっくりしすぎ。専門家の方、すみません)。

 

例えば、深層学習のAIプログラムを設定したマシンに、

YOUTUBEの動画をひたすら見せると、

人間の顔や動物の顔を認識できるとか。

 

今回の囲碁の対戦のように、

「モンテカルロ木探索」って手法を取り入れたマシンを作り、

乱数で次の一手を決め、設定済みのもう一台のマシンと

何百万回~何千万回と対戦して、

その戦績をデータに取り、

実戦では過去データの勝率の高い攻め方で次手を決めるとか。

(ここら辺は憶測です。Googleも公開していませんので)

 

こんな具合に使えるのが「深層学習」です。

すごいこと考えますよね。

 

ここですんごいのは、次の一手に乱数を使ったってこと。

例えば、将棋の次の一手は過去の棋譜データに基づいて決めると思うんです。

いろんな棋譜をデータに入れて、この状況で「三二角」なら、「一四金」だとか。

 

ところが、囲碁の場合はそんな決め方をすると途方もなく時間が

かかってしまうようなんですね。

盤面も大きいし、陣取りゲームですから。

なんでも、パターンが10の100乗とか、どうとか。

これじゃあ、次手を決めるのに時間がかかって現実的ではないと。

 

じゃあ、どうしましょうと。

じゃあ、乱数で適当に打ってみましょうと。

 

マシンに乱数を2つ出させて、縦、横の駒位置を決めてそこに打つ。

そんなんでいいのと思うでしょうが、あなどるなかれ。

この乱数で適当に打っても、数百万回~数千万回とやっていくと、

勝てちゃう時もあるんですね。

 

で、その勝てちゃうパターンを勝率として高い方から選んでいけば、

最善の次の一手が決まると。

 

こんなイメージでアルゴリズムを組んでいるのでしょう

(あくまでも憶測ですよ。未公開ですから)。

 

昔のマシンなら、数百万回~数千万回の戦いなど、膨大な日数がかかったでしょうが、

マシンの計算スピードの進化がこの技法を可能にしたんですね。

 

ん~ん。恐るべしAIですね。

これで量子コンピュータが開発されて、AIなんぞを積んだ日にはあなた。

 

すんごい未来が待っていることだけは………、

間違いない。

(あれっ。どっかで聞いたか)

 

 

 

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2015年12月22日

『プログラミングって面白いの?』

 

前略 行雲より。

本日の熊谷は気持ちのいい晴天日。

週中の天気予報では雨だったので、

この天気日は日頃の行動が良いからだと

勝手に解釈している。

 

昨日の夕方の風はすごかった。

よくテレビで見る「透明ビニール傘ひっくり返し現象?」に遭遇。

これかー、これがそうなのかーと、思わず空を仰ぐ。

これで頭にヘルメットでもかぶっていれば、それなりの映像はとれたのにと

若干悔やみながら、公園へ直行。

 

公園で歩き中に強風に吹かれ、行きはよいよい帰りはなんじゃらになり、

フォローの風の中、軽快に歩いている人たちを横目に、

「帰りはこわいぜー。ここらでUターンしといたほうがいいぜー」と

心の中でつぶやく。

 

イヤー、一瞬身の危険を感じるほどの強風だった。

自然をなめてはいけない。

 

 

 

さて今回のテーマは「プログラミングって面白いの?」だ。

 

陶芸屋のサイトでプログラミングとはこれいかにだが、

当方はプログラマーでもあるので、昨今のIT教育事情には

ほとほと困った感を常に感じている。

 

今やビジネスの現場ではPCやITなどといったものは必需品。

パソコンやネットが無い職業現場を探すのは

まず皆無と言っていいくらいだろう。

 

でもって、そのPCやITは何で動いているかを知っているだろうか。

そう、ソフトウエアである。

で、そのソフトウエアは何を使って作られるのか。

そう、プログラミング言語である。

 

これだけPCやITが普及している現在でありながら、

そのソフトウエアを作り出す言語が、一部の興味のある人しか使えていない

という現状がある。

 

もはや、プログラミング言語の習得は必修である。

個人的には数学や国語、英語に匹敵するくらい価値があるものだと

思っている。

 

 

さて、ここで筆者が勝手に推奨している理論に、

三角理論というものがある。

小難しい話ではないので、しばし御付き合い頂きたい。

 

かつてニューヨークは犯罪の多い街だった。

強盗や殺人などの物騒な凶悪犯罪もあり、

ニューヨーク市側でもどうしたものかといろいろ対策を講じたようだ。

 

そこで、出てきたのが三角理論である。

(たぶん、正確なネーミングは別にあるのだろう。筆者が勝手に命名しただけ)

 

犯罪を三角形に例える。

頂点が強盗や殺人などの凶悪犯罪。

底辺が地下鉄の落書きや自動車の窓割り、盗みなどの軽微な犯罪。

 

さて、頂点の凶悪犯罪を減らすのは、

三角形の全体の面積を小さくすればよいと。

そのためには、底辺の犯罪の数を徹底的に減らそうと。

 

 

これが三角理論です。

 

底辺の軽微な犯罪を減らすことで、頂点の凶悪犯罪も減るだろうという

仮説をもとに実行したわけです。

 

結果はどうでしょう。

地下鉄はきれいになり、スラム街は無くなり、凶悪犯罪も激減した。

 

三角理論は見事に立証されたわけです。

 

 

さて、この理論をIT教育の現場にも応用しない手はない。

 

頂点がビルゲイツやジョブズ、facebookのザッカーバーグなどのITの成功者たち。

第二、第三のビルゲイツを日本から輩出するには、

三角形の底辺のプログラミング教育を全校に広げる。

 

少なくても、小、中学、高校での必修科目にすると。

国語、英語なみの必修にすれば、その中から優秀な生徒は必ず出てくると。

 

その人たちが第二、第三のビルゲイツやジョブズになるはず。

 

一部のPC好きの人たちが使う言語ではなく、

必修科目にすることで、三角形の底辺の絶対数は増える。

 

結果、頂点のビルゲイツが現れやすくなるといった仮説です。

 

 

日本でトップクラスにたった野球人。

大リーグでも十分通用しますよね。

それはなぜか。

野球がほとんどの男の子がやるスポーツだからです。

 

全ての人がやるスポーツの頂点にたった人は、

世界でも十分通用するのです。

 

ITの世界でも同じことが言えるでしょう。

とにかくプログラミング言語を必修科目にする。

 

資源の無い日本の将来のために。

IT立国に負けないために。

 

行政の方たちにお願いしたい。

 

と、いささか演説口調になってきたので、ここらで

言語習得用の面白いソフトを紹介しよう。

  

名前はScratch。

 

キッズがプログラミングに興味を持つようにと、

アメリカのMITで開発されたソフトだ。

(MITとはマサチューセッツ工科大学。アメリカ、いや世界トップクラスの理系大学)

 

検索で「Scratch ダウンロード」でネットから無料で落とせる。

win、Mac、Linux版などいろいろあるようだ。

また、オンライン版ならいちいちダウンロードしなくても試せるらしい。

 

画面はこれ。

 

真ん中の画面がプログラミングをする所。

ここで設定した内容で、右側のキャットの絵柄が動き出す。

 

 

真ん中の画像をよく見てもらうとわかるのだが、

下記のように書いてある。

 

**********

 

旗をクリックされたとき

ずっと

5歩動かす

もし端に着いたら、跳ね返る

 

**********

 

これがプログラムの動かし方なんですね。

なんて簡単なんでしょう。

 

これで、右上キャット画面の上の旗ボタンを押すと、

キャットが左右に動きまわります。

 

この画面に障害物を設定してジャンプさせれば、

もう市販のゲーム系と同じになるわけです。

 

プログラムは難しくない。

楽しいんだってことをキッズの頃から教えていけばいい。

 

それで興味をもったキッズたちが、やがて英語を覚えて、

本格的なプログラミング言語に取り組んでいけばいいんです。

 

ちなみに、上の***内の処理をC言語で表すとこんな感じです。

  

無限ループってやつで、あまり芳しくはないのですが。

例題なんでよしとしましょう。 

 

さあ、レッツ、プログラミング。

当方も別の分野でこのプロジェクトを応援していきます。

 

 

※下記の動画でビルゲイツやザッカーバーグが

プログラミング教育を普及しています。

(日本語字幕がうまく表示されないときは、

パソコンにて閲覧してください。)

 

 

 

 

 

キッズ プログラミングスクールはこちら。

 

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2015年8月28日

『会話ロボット登場』

 

前略 行雲より。

 

本日の熊谷は一言でいえば涼しい。

ちょっと前の蒸し暑さに比べると非常に過ごしやすい温度だ。

天気自体はやや曇り空でイマイチだが、雨も今のところ踏ん張っている。(昼過ぎ現在)

 

先日、朝起きたら英会話がしたいなーとフッと思った

前日にテレビでIT企業の楽天のミーティング風景が写り、

全員が英語で普通に会話しているのを見て、こりゃあカッコいいと。

日常会話くらい英語でなんとかなりたいと思いながら生活していると、

タイミングよくチャンスは訪れるもんです。

 

昼飯時になったので、何か腹の足しになるものでも買おうと思い

ブラッとコンビニに立ち寄ると、

外の自転車置き場にインド系と思われる男の外人さんを発見。

 

これは英会話のお勉強に最適かと、近寄って話しかけてみた。

 

「どこから来たのですか~。」

 

ここは日本だ。日本語で話しかけて何がわるいと開き直って、

相手の反応を待つ。

 

最初、けげんそうな顔されるかなと思ったのだが、

そんな考えとは裏腹に、満面の笑みで答えてくれた。

「インド カラ デス」

 

考えてみれば、インドは英語圏?ではないし、

英会話の練習にはならないのかも知れないが、

とりあえず外人さんなら英語がしゃべれるだろうと

勝手に思い込んでいる。

 

案の定、インドはヒンディー語が母国語で、

英語は第二言語?らしい。

 

「日本へはwhat?」

 

なんじゃこりゃ。こんな英文法は学校でも習っていない。

しかし、こんなもんでも相手には通じるもんで、

「スグソコ。ニホンゴ ガッコウデ オソワッテマス」

 

「okey,okey」

 

「オーケー」だけは何故か自信をもって繰り返し言えるのが、

英会話ビギナーの特権だ。

 

その後しばらく会話を楽しんだが、

こちらのたどたどしい日本語まじりの

EnglishならぬJanglish(勝手に和製英語)を真剣に聞いてくれた。

 

しゃべってみた感想だが、外人さん相手でも恐れることはない。

単語とジェスチャーだけで、なんとか意思は通じるものである。

 

その人とは、なんだかんだ20~30分話し込んで、

電話番号も交換してしまった。

外人さんの友達なんぞ一人もいなかったが、

これでグローバルな人間になれる第一歩を踏み出したものと勘違いしている。

 

 

さて、前置きが長くなったが、今回のテーマは

「会話ロボット登場」だ。

 

先日、テレビ東京の番組でロボットの特集を組んでいた。

ロボットが受付にいるホテルやソフトバンクのペッパーなんかに

スポットを当てていた。

 

特にペッパーは人とのコミュニケーションを重視した会話ロボット。

ちょっと真剣に見入ってしまった。

 

「創り手」の立場から言えば、あそこまで動かすのは相当な苦労が

あったろうと思う。

 

顔認識、音声認識。どれをとっても大変な技術だ。

 

特に会話重視のロボットにとって、音声認識技術は生命線。

パソコンの音声認識が普及しないのも、万人の声、しゃべり方なんかを

コンピューターが認識するのが、いかに難しいかを物語っている。

 

人間は、はっきりしゃべる人ばかりではない。

ボソボソっとしゃべる人。声高い人。低い人。

いろんなしゃべり方がある。

 

キーボードから文字を入力させれば、これは一番コンピューターには

理解しやすい。

誰が入力しても「a」は「a」だからだ。

 

しかし、キーボードやタッチパネル入力ではロボットとしての

意味はない。

音声で会話するっていう、人としての自然な行為にこだわったのだろう。

 

番組では何組かのモニターの結果、「飽きられる」のを危惧していた。

かつてのソニーが世に出した動物型ロボットのアイボ然り。

同じパターンのみではアイボの二の舞を踏みかねない。

 

人間同士だって毎日顔を突き合わせていれば、会話も減るし、飽きもくるだろう。

ここをどうクリアするかが、この手の会話ロボットの最大の課題なのかも知れない。

 

それじゃあ、ロボットを飽きさせないいくつかの方法を考えてみよう。

 

方向性としては、ペッパーを「知的坊や」へと進化させる。これがベター。

 

1、まずペッパーを起動させるまでの、国内、海外のニュースを

自動でダウンロードさせる。

で、ラジオのように、ペッパーにそのニュースを読んでもらう。

その際は、単純にニュースを読むのではなく、

人間のように話言葉で読んでもらう。

 

「ねえ、ねえ、昨日はアメリカ市場で株価が大暴落したんだって。」

「なんでも、中国経済が影響しているらしいよ。」

 

情報通はいつの時代も重宝される。これだけで、ペッパーを買う価値ありだろう。

しかも、明るいニュースは明るく、暗いニュースは暗いトーンで

音声を変えるとなお良し。

(ちなみに、この案は普通にニュースを読むのならすぐに実現できそうだけど、

会話風となると…。プログラマ泣かせの提案です)

 

 

2、その時代に合ったお笑い芸人のギャグやトークをペッパーに真似させる。

 

「笑い」というのは重要なコミュニケーションだ。

人間同士も面白い奴ってのは一緒にいても飽きないし、

前向きな気分にさせてくれる。

ましてやペッパーの第1購入層(と勝手に思っているが)の高齢者になれば、

笑う機会も減るので、高齢な方に人気のある綾小路きみまろさん風のトーンで

扇子でも持ってしゃべってくれれば、

お笑い好きにはたまらない「おしゃべり坊や」になる。

できれば、声もお笑い風にしゃべってくれるとなお良し。

 

 

3、電子書籍のデータを取り込んで、音声で読んでもらう。

 

これは個人的に一番取り入れてほしいシステムだ。

忙しい人は本を読む時間が取れない。食事時なんかに本を読みたいのだが、

ハシや茶碗を持つと本が持てない。

なので、ペッパーに音声で読んでもらうか、

胸の画面に大きく文字を表示して読めるようにしてほしい。

で、胸の画面表示は「読んだ」とか「次へ」と言えば、次ページへと移行。

これは結構簡単に実現するシステムだと思う。電子書籍はデジタルデータだし、

そのデータを読み上げるだけってのはペッパーの独壇場だろう。

ちなみに読み上げ音声はロボットボイスではなく、声優さんなどの

声のきれいな人に読んでもらいたい。

これが搭載されると欲しくなるなー。

 

 

4、会話の返答パターンはネットに接続させて、その日の天気や世界情勢を加味し、

いろんなパターンから最適なものをダウンロードさせる。

 

昨日は、「おはよう」に対して「おはようございます」だったのが、

今日は、「おはよう」「おいっす」のパターンなんぞにする。

返答パターンを変えるのは基本中の基本だろう。

これだけネットの普及した現在、

wifi接続でデータを日々更新するのはなんのことはないはずだ。

もちろんセキュリティは忘れずに。

 

 

5、高齢者の一人暮らし用に、朝起きてからペッパーへの会話や動きが無ければ、

息子さんなどにメールで通知するシステムを導入する。

 

これはもうソフトの関係で搭載しているのかも知れないが、

もし、未搭載なら結構簡単に実現できそうだ。

 

 

6、ペッパー専用服を別売発売。

 

人間もそうだが、毎日同じ見た目だと飽きも早い。

髪型、服装、持ち物など、変えられるものは変える。

ペッパーの見た目を手っ取り早く変えるのは着せ替え人形のように

服を変えるのが一番。

あっ、マシンだから熱対策も忘れずに。

 

 

5、版権の関係で難しいだろうが、ジャイアントロボや

鉄人28号、ラムちゃんなんかのアニメ体にする。

 

コストの関係でこりゃ無理ですわな。

 

 

 

以上、パッと思いつくのは、こんなところでしょうか。

 

まだまだ家庭用ver1の段階だから、これからの進化に期待。

ペッパー ver20くらいになれば…。

  

スターウオーズのR2D2とかヨーダだっけ。

あんなロボット欲しいよなー。