2022/11/29 17:55

2015年5月15日

『ITと陶芸の融合』

 

前略 行雲より

 

本日の熊谷は晴天日。空気も乾燥しているので、洗濯物もすぐに乾く。

最近のここら辺の天気は非常に安定していて過ごしやすい。

 

一年中こんな感じなら快適に過ごせるのだが、

日本は四季があるからそうはいかない。

年に4度も環境が変わる。これを良しとするか、

イマイチとするかは人それぞれだろう。

 

赤道近辺の国のように、毎日暑いとか、極点近くの国のようにいつも寒いとか。

それはそれでつらいだろうなあ。

 

そう考えると、四季のある国ってのはいいことなのだろう。

 

 

畑に野菜をちょぼちょぼ植え始めている。

ナス、トマト、ピーマンの定番はもちろん、

枝豆、オクラ、トウモロコシ、スイカ、メロンなんぞを植えてみた。

 

去年はスイカが大成功で、

こんなにも甘くてうまいものが作れたってことに感動した。

 

今年はメロンに初チャレンジだ。

マスクメロンには及ばないが、

今度作る品種は初心者でも結構簡単に作れそうな雰囲気なので、

いけそうな感じがする。

これが成功したら、マスクにもチャレンジしたい。

 

 

さて、本日のテーマは「ITと陶芸の融合」だ。

 

今、このエッセイを書いているのと同時に、窯を焚いている。

窯を焚いていて一番不都合なのが、その場にいないといけないって点。

火を使ってるんだから、当然と言えば当然だが、

トイレにも行きたいし、いろいろその場を離れてやりたいこともある。

 

そんな不都合さを打破する、

「窯を絶えず監視するシステムを作りましょう」ってことで作ったのがこれ。

 

「簡易窯焚き監視システム」。おおーっ、立派な名前を付けましたな。

 

内訳はこちら。

ラズベリーパイ
(5V電源は別売。タブレットのやつで流用可)

USBカメラ

wifi子機

たったこれだけ。

 

ラズベリーパイ(以下、ラズパイ)にUSBカメラを接続して、

wifi経由でスマホで画像をとる。

 

これなら、スマホと一緒にトイレなり、食堂なり、どこでも移動できる。

こんな便利なことはない。

 

じゃあ、一丁やってみましょう。

 

ます、ラズパイにwifi子機を接続する。

で、USBカメラも接続。

接続方法は、検索すればいろいろと出てくるので、そちらを参考にしてほしい。

(いきなり、ハショッてる)

 

お次はラズパイにSSHで接続できるように設定。

ちなみに、ラズパイのOSはLinuxベースのRaspbianてものを使っているので、

Linuxのお勉強にも最適。

SSHの接続法も検索すればすぐに出るので、ご参考に。

 

一方、スマホにはConnectBotっていうアプリを入れる。

こいつで、スマホからラズパイを直接操作するので、

ラズパイにはキーボードやらディスプレイやらは一切必要ない。

 

ちなみにラズパイの画像はこちら。

 

100均のタッパーの中に入れて、窯の前にある秤(はかり)の上に置いてある。

横にあるのはラズパイに電気を供給するバッテリーのようなもの。

電源が取れればこれは要らないです。

 

スマホのConnectBot画像はこれ。

 

なにやら文字がごちゃごちゃと出ていますね。

(一応、細かいやつは消してあります)

 

こいつはターミナル画面と言って、文字ベースでやり取りするやつ。

CUIとも言いますね。

 

スマホに表示されているが、

実際はラズベリーパイの中にログインして、

ラズパイを直接動かしている。

pi@raspberrypiの横にある白いカーソルの所に

命令文を与えて実行すると、いろんなことができる。

 

よくサーバ管理者が、サーバ上にあるLinuxなんかの

OSを離れたところから制御する時に使うアレです。

 

もちろんCUIではなく、

windowsのように絵柄のあるGUI画面でも使えるのだが、

やっぱりwifi経由なので、文字ベースでやり取りした方が早い。

 

で、この後はSSHで接続してあるので、

スマホのブラウザを起動。

URL欄にラズパイのLAN内のIPアドレス+ポート番号を入れる。

 

例 192.168.0.5:8081

(ちなみにこのLAN内IPアドレスは各自の環境によって変わる。

ラズパイのIPアドレスを知りたい場合は、

この章の最後に掲載しておきます。)

 

これで、カメラ画像がスマホに表示される。

 これは窯を正面からとらえたもの。

あと、バーナー近辺もほしいですな。

 

これで窯周辺の変化は確実に写るので、

所要で移動したい時にスマホさえあれば、窯の状況は逐一わかる。

 

 

どうだろう。最近のIT技術の進化は早い。

500年前の陶工は、こんな未来を予想しただろうか。

 

じゃあ、今から500年後は…。

もっとすんごいシステムができてるんだろうなあ。

 

(当方の予想。

太陽光を電源に取る環境にやさしいクリーンエネルギー窯で、

焼成は全て全自動。

 

これらの監視など細かいことは、

陶芸ロボットが独自のシステムで遂行している。

人間は陶芸ロボットに命令を与えるだけ。

こいつは会話も可能なので、暇つぶしにも最高。

 

ん~ん。でも多分、趣味としての陶芸は残るだろうから、

ロクロ、薪窯なんかは永遠に残るだろう。

いや、残って欲しいっす。)

 

 

 

※この「簡易窯焚き監視システム」を欲しい方は当方までメールください。

メールアドレス info@toukiya.net

(返信無いときは不着か誤削除が考えられます。

その際は再送してください。急ぎの方は電話でも可)

 

導入コストは

ラズパイ 5000円位

USBカメラ 1000円位

アプリ 無料

 

設定と技術指導料は別途頂きますが、

アドバイス程度で自力で設定できる方には無料で情報公開します。

 

窯屋さんなんかの大口注文も承ります。(窯販売の差別化に最適)

 

 

※ラズパイのLAN内IPアドレスを知りたい場合

ラズパイに接続したディスプレイでターミナル画面を開き、

ifconfig

のコマンドを入れれば、IPアドレス、その他の情報が表示されます。

 

しかし、ここではディスプレイを設置、接続するのが面倒な方への

前提なので、力づくでいきましょう。

 

まずスマホのIPアドレスを調べます。

アンドロイドの場合は、

「設定」 「Wi-Fi」

で、接続済みの欄をタップ。

 

すると、接続状況とかLAN内IPアドレスが出てきます。

 例 192.168.0.3

 

で、これはスマホのIPアドレス。

同じLAN内にあるので、

末尾の数字を変えていきます。

192.168.0.2

192.168.0.3

192.168.0.4

……

 

各家庭で起動しているパソコンやタブレットが、

10台以下くらいならこの方法で可能。

いつか当たります。

 

本章ではConnectBotでSSH接続しますが、

この時にもIPアドレスは入力します。

当方はいつもこの方法で力づくでGET。

(ただ単に、固定IPアドレスの設定が面倒なだけ)

 

 

  

 

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2015年2月21日  

『街中wifiを考える』

 

前略 行雲より。

 

本日の熊谷は晴天日。風も比較的落ち着き、畑作業してもいいかな日だ。

 

口の中を歯で噛んでしまい、痛いのなんのって。

口内炎みたいなところを噛んでしまったので痛さ倍増。

食事を前にしても、ゆっくりとしか噛めないので、通常の3倍くらい時間がかかってしまう。

そのことを親に愚痴ったら一言。

 

「噛める歯があるだけ幸せだぎゃあ」

 

少しは心が軽くなったような気がした。

 

 

 

さて今回のテーマは「街中wifiを考える」だ。

 

wifiってのは簡単にいうとインターネットに接続する手段てこと。

ネットにつなげるには主に電話回線を使用する訳だが、

スマホのように電話機能が付いているものは機器の電話を利用して直接ネットにつながる。

(wifiも接続可能)

 

一方タブレットやノートパソコンなど電話機能が無いものは、

wifiにつなげて親機の電話回線を利用しネットにつながる。

 

なので、意外とこのwifiってのは重要になってくるのだ。

 

自宅にwifiがつながっている人は多いだろう。

いちいちLANケーブルを使って部屋中配線だらけにするのは面倒だし、手間もかかる。

wifiでネット接続した方が家の中はすっきりする。

 

そんな便利なwifiだが、

その延長で外出先でも利用したいっていう人も多いだろう。

カフェなんかでは公衆無線LANとしていろんな種類のwifiを無料開放している。

(もちろんそれらを利用するには

ユーザ側で月々の定額料をしかるべき所に払うのだが)

 

当方もたまにカフェでネットにつなげていろんな作業をしているが、

店に入る時にまずwifiが使えるか確認する。

使えない所には行かない。

 

店側からすれば集客の一環として、wifiを提供するのはいい方法だろう。

インターネットがお店まで来ていれば、

アクセスポイント(親機)っていう類の機器を

買ってくれば、自前の公衆無線LANの出来上がりだ。

ユーザ側はお店に入って、その店のネット環境を利用して

インターネットに接続できる。

この方法ならユーザ側も無料で使用できるのでいい。

 

もちろん、セキュリティの観点から、

店側で使うLANには入れないように設定しておく。

今はどんな機器でも外部にスイッチが付いているので、

セキュリティONにしておけばいい。

ここさえきちんとしておけば、店側の公衆無線LANもいい宣伝になる。

 

セキュリティ云々がよくわからなければ、

詳しい人に聞くか、それ用の設備を導入すれはいい。

「店 wifi 導入」とかで検索すれば、いろんな業者がずらっと出てくる。

導入したらその旨を店内に掲示しておけば、利用客は増えるだろう。

 

 

セキュリティついでに、

先日ある番組でwifiの危険性について特集を組んでいた。

 

番組で用意したスマホでwifiにつないでから、

そのスマホの前で歌ったり、メールしたり。

その内容を別のパソコンで逐一チェックしているといった内容だ。

 

我々玄人が見ると、いささかやりすぎのような気がした。

用意したスマホは特定のアプリが仕込んであるし、

接続したwifiの親機は検証しているパソコンだし。

そこまで設定すれば、そりゃ何でもできるだろうといった感じだ。

 

知らない人が見たらいたずらに危機感を感じ、

スマホやwifiの普及に制限がかかる。

何でもそうだが、適切に機器を使えば全く問題はない。

 

番組では防御策も公開していたが、別途注意点を記そう。

 

1) まず、不要なアプリをむやみにインストールしない。

これが一番大事。

公式サイトからだといって安心できるとは限らない。

iphoneに関してはアップルがかなりきっちりと管理しているので、

いたずらアプリはまずないと思われる。

というより、そういったアプリは登録審査に落ちる。

 

一方、アンドロイドは審査無しでアプリをアップできるので、

公式でも信頼性にかけるものもなきにしもあらず。

ただ、これを言ったらきりがない。

windowsアプリはアンドロイド同様、何でもありの世界だ。

普及スピードを高めるには多くのデベロッパーがアプリを無料で作って、

ネットにアップし、その結果多くの人が利用する。ここが大事だ。

普及を選ぶか、ガチガチに固めたセキュリティを選ぶかの論争になってしまう。

 

しいて言えば、安全なアプリかどうか見極める方法として、

そのアプリを作った人が、きっちりと名前を公開しているかどうか。

匿名で作ったアプリはちょっと警戒した方がいいかもしれない。

とはいっても、匿名アプリでいいものもたくさんあるのだが。

 

 

2) wifiにつなげる時は信頼のおけるアクセスポイントを利用する。

自分が契約しているwifiのアクセスポイントを使うのが一番。

鍵マークの情報は暗号化されるのでさらに安全。

 

自宅のwifiは一番安全。お店の公衆無線LANもまあいいでしょう。

但し、お店に限らず外出先のwifiに接続するなら、

銀行やクレジットカードなどの重要な情報のやり取りはしないこと。

そういった大事な情報は自宅wifiで行うか、

外出先ならwifiを使わずスマホの電話を利用したネット接続で行う。

外でのwifiはホームページを見たり、ラインでたわいもない話をしたりの、

誰に見られても問題ない内容のみにする。

 

 

3)スマホなどのwifi設定で、自動接続にしない。

これは先ほどのテレビでもやっていたが、自動でwifiに接続する設定にしてあると、

いたずらアクセスポイントにつながってしまうことがある。

wifiをつなげる時は必ず接続先の名前を確認して、手動でつなげるようにする。

で、上記でも述べたように、重要な情報は流さない。

 

 

この3つを注意すれば外出先でのwifi接続も安心だ。

電話回線接続での無駄な出費を節約し、

無料wifiをどんどん利用していこう。

 

………

 

さて、今回はwifiについて考察してみたが、

考えてみればこれほどすばらしい技術はない。

 

いつでもどこでもネットにつながり、必要な情報を与え享受できる。

wifiが今以上に普及し、外出先なら電話回線を使わずに、

どこでもネットにつながる社会。

そんな未来が近い将来やってくることを期待したい。

 

 

 

 

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2015年1月13日 

『アイドルの売りパターン』

 

前略 行雲より。

今日の熊谷は晴天日。

風は強いが空気は乾燥し、洗濯物を干せば必ず乾くでしょう日だ。

 

キーボードを打ちながら、公園でウォーキングしたいなあなんて考えている。

歩きながらキーボードが打てる時代。

もうほんのそこまで来ているような気がしてならない2015年の一発号である。

 

 

さて、今回のテーマは「アイドルの売りパターン」だ。

 

当方、全く音楽関係にはうといし、アイドルにはほとんど興味がない。

AKBグループなんかはテレビでちょいちょい見るので、

何名かの名前が言えるくらいの知識量。

そんな陶芸屋がアイドルうんぬんを語るのもいささか場違いの様な気がするが、

全く畑違いだからこそ見えるものもある。

と、強引に書きネタの理由付けをしといて、早速考察してみよう。

(ちなみに下記の考察はグループを仮定とする。単独のタレントは考察外)

 

まず、CDの主力購買層である10代~20代の男女をターゲットにした場合、

アイドルは商品として非常に魅力のある素材である。

 

若い世代にテレビできれいな異性を見せれば、

CDを買ったり、コンサートに出かけたりの需要は間違いなくある。

 

では、星の数ほどあるアイドルの中で、どのように売り出すのだろうか。

この辺は事務所の力関係がかなり強く影響するのではないかと考える。

 

まず、アイドルに限らずタレントを売るのに一番手っ取り早い方法は

テレビに出ることである。

テレビに出て、自分の名前とキャラクターを視聴者に覚えてもらう。

これが一番簡単。

 

タレントに個性があれば直良し。

もともと事務所と契約を結べた位の人物だから、

なんらかのセールスポイントは必ずあるはずだ。

その売りポイントをテレビの出演権を握っている人物に積極的にアピールする。

事務所の営業マンの腕の見せどころだ。

 

ここで大手の事務所だとたくさんの著名なタレントを抱えているので、

セット出演させられる。

メインのタレントさんにはギャラを払うけど、

一緒に付いてきたタレントさんは、無料か少額で出演させる。

要は宣伝させてもらうっていう戦術。

 

これが中小の事務所だとそうはいかない。

メインのタレントさんが少ないか場合によっては居ないこともあるので、

バーター作戦は通じない。

ん~ん、きびしい。

やはり大手に所属するのが一番なのだろうか。

 

一方、昨今のアイドルの売り方で顕著なのは、「大人数」ってのがキーワードだ。

 

数名のメインボーカルとダンサーを配置して、

その周りにこれから売り出したいタレントを配置する。

メインのグループにはすでに数千名のファンが付いているので、

周りの新人タレントにも当然目が向かう。

で、知名度が上がってきたところで、いよいよデビューさせる。

この戦術が一番固いのだろう。

 

あるいは、メンバーをどんどん入れ替えて、ファンを飽きさせない。

古いメンバーを卒業させて、新しいメンバーで活性化させる。

宝塚なんかが一例。

毎年新メンバーを入れて、旧人は卒業させて、~組は永遠に継続させる。

結果、どうしても大人数にならざるを得ないという図式。

 

タレントさんが将棋の駒みたいになってるけど、仕方ないんだろうなあ。

タレント側から見れば、事務所の力で宣伝してもらって知名度を得たんだから、

後は自分の個性を視聴者に売って、

独立してもやっていける技量を磨くしかないんでしょう。

厳しい世界だから、仕方がないのかな。

 

メンバーの中で個性の豊かな人は、

どんどん単独でテレビに出演させる方法もあり。

バラエティ番組では笑いが取れたり、

スポーツができたりすれば、出演機会も増えるでしょう。

知性的なタレントなら司会や情報番組への出演もよくあるパターンだ。

ここでも大手の事務所の力があれば有利だろう。

 

さて、ここでまとめてみよう。

 

アイドルを売り出すには、

 

1、テレビに出る。

 

2、グループを大人数にして、見る人にパンチを与え飽きさせない。

(ここで重要なのはメインのタレントと、

脇を支えるタレントをきっちりと区別するのがベター。

でないとファンはポイントを絞れない)

 

3、個性的なキャラの持ち主は単独でテレビ出演させて、グループの宣伝も兼ねる。

 

こんな所が売り出す一定のパターンだろうか。

 

さて、我々位の世代になると、テレビに出ている人たちより、

その裏方の事務所の経営陣側の戦術が気になってくる。

あー、こうやって売り出すんだとか、

こんな方法もあったのねっていう面白い売り出し方を見ると、

誰が仕掛けているのかなってことになる。

仕掛人は誰々なんだってのがわかると、

道理でうまい方法だもんなって納得したりする。

芸能の世界の売り出す戦法は興味が尽きない。

 

そんな経緯で、どうやってアイドルを売るのが固いのか、

売り方に一定パターンがあるのかを考察してみた。

 

実際の現場では、もっと奥深いんでしょう。

「んなことはとっくにわかってらー」の声が聞こえてきそうなので、

門外漢は、ここら辺で失敬しましょう。